開催日時:2010年5月27日(木)14:20-17:50
開催場所:中野サンプラザ(東京都中野区)
主催:特定非営利活動法人オープンソースソフトウェア協会
(開催の概要についてはこちらのご案内をご覧ください。)
クラウドコンピューティングやSaaSを提供するIT基盤やサービスの構成ソフトウェア要素には、サーバー仮想化からDB、各種サーバーアプリケーション、クライアントのRIA(リッチインターネットアプリケーション)に至るまで、OSS(オープンソースソフトウェア)とメーカーが占有するプロプライエタリ製品が共存或いは競合しながら、クラウド陣営がしのぎを削っている。その構図を静観して、適用のための一助としたい。
1966 学習院大学物理学科卒
1967-2002 三菱電機株式会社で主にコンパイラー、DBMS、DBエンジン等の開発に従事。
現在、NPO法人オープンソースソフトウェア協会理事、NPO法人地域自立ソフトウェア連携機構理事、株式会社シーエーエル顧問 。
著書:日科技蓮出版社「データベース」、テクノプレス社「データベース活用技術」、「コンピュータネットワーク快適設計」等著書8冊。
Linux上での仮想化技術が標準化された。今、OSSの仮想化が変わろうとしている。IAサーバーの市場も寡占化し、コモディティー化した。クラウドサービスをはじめとするコンピュータ利用のあり方も変化した。ビジネスモデルも変化した。いままでの仮想化と、これからを仮想化について考えてみたいと思う。
2004-2006 ニイウス株式会社で、金融機関の情報系Linuxサーバーの普及に貢献。提案時のシステムコーディネーションやトラブルシューティングなどを主に行う。
2006-2009 日本ヒューレット・パッカード株式会社でブレードサーバーおよび仮想化技術の普及拡大に貢献。フラグシップとなる案件にはコンサルタントとして参画。後半はネットサービス事業者向け直販営業として、HP製IAサーバーを幅広く販売。現在レッドハット株式会社でLinuxの標準仮想化技術Linux KVMの普及、啓蒙活動に従事。最近では、レッドハットのクラウド・仮想化ビジネスの立ち上げを行っている。
現在、レッドハット株式会社 クラウド・仮想化エヴァンジェリスト。
著書:インプレス「PS3 Linux 完全攻略ガイド」,技術評論社「Fedora Core Expert」,翔泳社「Xen徹底入門」など。夏に発売の書籍としては翔泳社「KVM徹底入門」。
現在の企業情報システムの動向に影響を与える可能性のあるいくつかのトピックス、特にクラウドとBABOKを中心に講演する。これらは、オープンシステムの開発に付き物の課題だった上流工程の精度の向上と、最適なアーキテクチャーの選択、システムの効率的な保守・運用、などに対する取り組み方を変える可能性がある。
1990年、日経BP社に入社。日経デザイン編集、日経ウォッチャー編集などを経て2006年に日経コンピュータ副編集長、2008年から日経ソリューションビジネス編集長、2010年4月から日経エコロジー編集長を務める。