2009年度OSSAJ総会ならびにビジネスセミナー「自治体のITとOSS」のご案内

日頃はNPO法人オープンソースソフトウェア協会(Open Source Software 
Association of Japan)の活動にご協力いただきありがとうございます。
2003年の設立より地道な活動を続けて参りましたが、本年も年次総会と併設
して公開ビジネスセミナーを開催いたします。

当協会ではオープンソースとビジネスに関わるセミナーを継続的に開催して
きましたが、今回はOSSを活用する場としての自治体に着目してみます。最近
では福島県会津若松市や秋田県大館市のような自治体でのOSS活用事例が知ら
れるようになってきました。これからもOSSを活用したいと考える自治体は増
えてくる傾向にあります。このような状況では地域に密着したOSSに詳しいソ
フトウェアベンダーと自治体が連携することで、より適正なIT環境を構築でき
る可能性が見えてくるかもしれません。そこでまずは、自治体のIT環境でOSS
が現在どのように取り扱われているかをもう一度確認してみるため、「自治体
のITとOSS」をテーマにして今回のセミナーを企画しました。

OSSAJ会員の方々はもちろんのこと、地域で活躍されているソフトウェアベン
ダーや自治体の中でIT環境整備に関わる職員の方々、あるいは自治体とOSSの
関係について関心のある皆様のご参加をお待ちしています。


= 開催概要 =
主催 特定非営利活動法人オープンソースソフトウェア協会
後援 財団法人地方自治情報センター、社団法人IT記者会

開催日時 2009年5月28日(木)
13:30−14:20 2009年度OSSAJ総会
14:20−17:50 OSSAJビジネスセミナー

開催場所 代々木ビジネスセンター プラザ館1階
(JR代々木駅より徒歩3分、http://tkpyoyogi.net/access/)

== 2009年度OSSAJ総会 ==
13:30−13:45 総会受付
13:45−14:15 総会

== OSSAJビジネスセミナー 「自治体のITとOSS」 ==
14:20−14:40 ビジネスセミナー受付
14:40−14:50 会長挨拶 オープンソースソフトウェア協会会長 足立國功

14:50−15:50
基調講演「電子政府・自治体市場に浸透するOSS」
講師:谷田部智之 氏(株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター)
概要:弊社が運営する「オープンソースと政府」というサイトやニュース報道
において、政府・自治体の情報システムにOSSを採用した事例が多数報道され
ている。当初は、いわゆる情報系のシステムに採用される事例の報道が多かっ
たため、その程度にしか使えないと思われているかもしれないが、実はもっと
多くの採用事例がある。例えば、最近では20万人規模の比較的中堅の基盤系シ
ステムにOSSをベースとしたプラットフォームとして、Linux+Java などを採用
した事例がある。各種事例から今後の電子政府・自治体でのOSS市場について概
観し、今後の方向性について講演する。

15:50−16:10 休憩

16:10−17:00
講演1「組織としての機能、機能としての組織の将来像」
講師:佃均 氏(社団法人IT記者会 代表幹事)
概要:自分専用の情報システムを最優先する認識がソフトウェアのブラックボ
ックスを生み出してはいないだろうか。「行政クラウド」という聞きなれない
言葉を耳にするようになったが、その前にやっておかなければならないのは、
「組織としての機能」から「機能としての組織」への転換だ。そのバロメータ
がオープンソース・ソフトウェアの普及度だと思う。一見、結びつきそうにな
い考察を「仮説」として参考にしていただければ。

17:00−17:50
講演2「市川市におけるオープンソースソフトウェアの活用について」
講師:井堀幹夫 氏(千葉県市川市 情報政策監)
概要:市川市ではオープンソースソフトウェアを利用した公共施設の予約シス
テムを稼働している。このシステムの導入実証を通して自治体における情報シ
ステムの実情を解説すると共に、オープンソースソフトウェア導入に伴うメリ
ットや問題点などについて、現場での実証に基づいて考察する。

18:00−19:30 情報交換会

== 参加費 ==
OSSAJ正会員および賛助会員:3,000円
OSSAJ一般会員および協賛団体会員:4,000円
非会員の一般参加:5,000円
自治体職員:無償

※ 当日受付にてお支払い下さい。領収書を発行致します。

== 参加の申し込み方法 ==
下記の参加申込書に必要事項を記入のうえ、電子メールでinfo@ossaj.org宛て
か、あるいはファクシミリで03-5940-4582宛にお送りください。なお、メール
の場合はタイトルに「OSSAJビジネスセミナー参加申込み」と記載してくださ
い。

= 2009年度OSSAJ総会ならびにビジネスセミナー「自治体のITとOSS」参加申込書 =
電子メール送付先:info@ossaj.org
ファクシミリ送付先:03−5940−4582

申込日:2009年    月    日
氏名およびふりがな(必須):
所属(必須):
メールアドレス(必須):
電話番号(必須):
連絡先郵便番号:
連絡先住所:

会員種別(必須)
□OSSAJ会員(会員種別は? □正会員 □一般会員 □賛助会員)
□OSSAJ協賛団体会員 団体名(             )
□自治体職員
□一般参加(上記のいずれにも属さない)


※ 参加者名簿を会場で配布いたします。名簿への記載をご承諾いただけない
場合は、つぎの“□”にチェックを入れるか塗りつぶしてください。
□名簿への記載を承諾しません。


= 講演者紹介 =
谷田部智之 氏(株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター 先端情報技
術研究グループ 主任研究員、工学博士)
2000年 三菱総合研究所入社。OSSに関する調査や自治体情報システムに関する
業務に従事。最近は情報通信分野における研究開発に関するコンサルティング
業務も多い。

佃均 氏(IT記者会 代表幹事)
1951年神奈川県生。「情報産業新聞社」取締役編集長を経て2004年IT記者会
を設立。主な著書に「ルポ・電子自治体構築」「同2006」、Web版「自治体
ベストプラクティス」、「日本IT書紀」など。

井堀幹夫 氏(千葉県市川市 情報政策監)
1972年千葉県市川市役所に就職。総務部や企画部において業務オンラインシス
テム構築、庁内LAN構築などを手掛ける。1999年に「いちかわ情報プラザ」を
開設し、2003年には情報システム部長としてISMS情報セキュリティ認証、IC
カード多目的利用、電子申請、電子入札などを手掛け、2005年より情報政策監
に就任する。現在「IT戦略の今後の在り方に関する専門調査会」(内閣官房)、
「電子政府ガイドライン作成検討会」(内閣官房)、「電子自治体の推進に関
する懇談会」(総務省)、「公的個人認証サービスにおける暗号方式等の移行
に関する検討会」(総務省)、「地理空間情報の活用推進のための方策に関す
る検討委員会」(国土交通省)、「電子政府研究会」(経済産業省)、「総合
行政ネットワーク運営協議会」(財団法人地方自治情報センター)、「アプリ
ケーション委員会(副委員長)」(財団法人全国地域情報化推進協会)、「電
子自治体共同運営協議会(副会長)」(千葉県)などに所属している。

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特定非営利活動法人(内閣府認証)オープンソースソフトウェア協会
Open Source Software Association of Japan
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