「OSSAJ 2006フォーラム 新春夢語り!」を終えて

オープンソースソフトウェア協会(OSSAJ)は、e-Japan 戦略が策定された2003年7月に設立され、同年12月に内閣府にて認証された特定非営利活動法人(NPO)であります。 そのミッションとしますのは、ユーザーの立場と心でオープンソースソフトウェア(OSS)の利用を促進していくことにあると思っています。 このようなミッションにより2006年1月30日に「2006フォーラム 新春夢語り」として講演会を開催いたした次第であります。

午後1時から7時までの講演会、その後2時間の交流会と盛り沢山な内容でしたが、約70名余の皆様がご参加いただきましたこと有難く感謝いたすところであります。

講師の諸先生の熱弁、ご参加の皆様からの熱心な質疑と会場の熱気に大いに感じ入り、ある言葉が想起されました。 それは新渡戸稲造先生の著書「武士道」の中で、これぞ武士道を示すものとして紹介された吉田松陰の辞世「かくすればかくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂」であります。 OSSAJミッションの成果への道のりは遠いかも知れませんが、やむにやまれぬ熱き思いで先駆けとなる“サムライたちの集い”が今回のフォーラムであると確信いたしました。

OSSAJが幕末期の吉田松陰の「松下村塾」や緒方洪庵の「適塾」のごとくメンバーの切磋琢磨,相互研鑚の場となり、OSS利用促進でのフロントランナーが陸続と輩出されていくことこそ、私の夢であり、喜びであります。

本年もよろしくご指導ご支援のほどをお願いいたします。

平成18年1月31日
会長 足立 國功