開催日時:2010年2月16日(火)13:00-19:30
開催場所:アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区九段北)
主催:特定非営利活動法人オープンソースソフトウェア協会
開催の概要についてはこちらをご覧ください。(開催概要:PDF 版、プレーンテキスト HTML 版)
ご挨拶:オープンソースソフトウェア協会 会長 足立國功
講演1:NetCommons 情報共有基盤システム --- システムをユーザの手に
講師:永原篤氏(NPO法人コモンズネット 理事)
概要:WEB を使った情報共有によって解決できる問題は多くあります。しかし、WEB での情報共有には相応の技術力や費用が必要です。NetCommons はオープンソースの強みを生かして、技術力や費用の問題を解決し、システムをユーザのものにすることができます。本講演では NetCommons の事例や NetCommons を使ったビジネスモデルについても紹介します。→ SlideShare による講演資料
講師略歴:
NPO法人コモンズネット理事
OSSコンソーシアム理事兼CMSビジネス部会リーダー
オープンソース・ワークショップ代表
「損して得取れ」の理念のもと、オープンソース CMS の普及活動を広く行い、その一環でコンソーシアムなどの活動を行う。本業の Web システム開発としての仕事の傍ら、趣味の写真や山登りで見る美しいものをフリーの写真サイト「永原ひつじの壁紙牧場」として公開。
講演2:MosP 人事・給与・勤怠システム --- 利用されなくては MosP は育たない
講師:屋代和将氏(株式会社マインド セールス&マーケティング戦略部部長)
概要:MosP の概要をご説明差し上げた上で、MosP がオープンソースになった経緯やそのときのメリットデメリット、今後の MosP はどのようになっていくのかなどを、ビジネスの側面に個人的な意見を交えてお話しさせていただきます。→ SlideShare による講演資料
講師略歴:
株式会社マインド セールス&マーケティング戦略部部長
2003年株式会社マインドに入社しオープンソースに出会う。同社の自社システムをオープンソース化する企画を立案し、業務アプリケーションオープンソースプロジェクト MosP(MindOpenSourceProject) を立ち上げる。現在、株式会社マインド セールス&マーケティング戦略部部長と OSS コンソーシアム理事、事務局長、ビジネスアプリケーション部会リーダーを重任。
講演3:オープンソースプロジェクトを立ち上げ事業に活かそう --- OpenPNE プロジェクトの事例から学ぶ
講師:手嶋守氏(株式会社手嶋屋 代表取締役)
概要:オープンソースは楽しいです、役に立ちます、儲かります。オープンソースは利用するだけではなく、プロジェクトを立ち上げ運営することでその真価が発揮されます。手嶋屋はこれまで5年間、OpenPNE の開発を通じてオープンソースプロジェクトに取り組んできました。そのおかげで国内の SI 事業が年々縮小する一方で、ソーシャルコンピューティングの世界において、独自のポジションを獲得することができました。本講演では OpenPNE プロジェクトの事例を元に、オープンソースプロジェクト運営のアドバイスを行います。→ SlideShare による講演資料
講師略歴:
株式会社手嶋屋 代表取締役
1979年、東京都生まれ。東京理科大学理工学部卒業。大学卒業後2002年3月に携帯関連のコンテンツの開発会社として「手嶋屋」を起業。2005年にSNSエンジン「OpenPNE」をオープンソース化しプロジェクトを率いている。著書に「OpenPNEオフィシャルガイドブック」(毎日コミュニケーションズ)、「図解でわかるiアプリプログラミング」(日本実業出版)、監修書に「OpenPNEによるSNSサイトの構築」(秀和システム)などがある。
パネルディスカッション:
パネリスト:上記講演者の方々、湯澤一比古氏(OSSAJ 会員、株式会社廣告社ぶれいん 取締役)
司会:林香氏(OSSAJ 理事)
パネリスト略歴:
湯澤 一比古氏
株式会社廣告社ぶれいん 取締役
1953年東京生まれ。東海大学基礎数学科卒業。1975年株式会社ニユートーキヨー入社、1982年よりシステム室勤務。2007年より株式会社廣告社ぶれいんの仕事に専念、外食及びITコンサルタントとして活動中。事業分野はオープンソースビジネス/フードサービス/ニッチメディア広告。ニュートーキョー在職中に外食企業向け食材受発注システムCervezaや外食企業向け予約管理システムgaragardoa、外食企業向け食材卸販売システムOlut のオープンソース化を手がける。著書に「オープンソースじゃなきゃ駄目」(イデア出版局)がある。